アイドルのMVのお仕事で、しかも自分が今やりたかったことがバチッとハマりそうな曲だったので、気合いをいれて頑張った。
こういう曲はもともと好きだし、テンション感が自分にばっちり合ってるので、映像のイメージなんて聞いた瞬間に湧いてくるよね~。
で、今回もやっぱりグリーンバック撮影で背景をCGで合成するっていう。
自分が今やりたかった事っていうのが、今までカメラトラッキングで苦戦する事が多かったのでそれをクリアしたかった。なので今回はそこにめちゃくちゃ注意して撮影させてもらった。
注意したポイントとしては、まずトラッキングの目安になるマーカーを分かりやすい色(濃い緑)にする。特に地面はマーカーが水平になって見えにくくなる事を留意する。トラッキングマーカー同士の距離を正確に図る。背面だけじゃなく、ステージの全面にもポールをたててマーカーをつける。
っていうのをやってもらいつつ、カメラも、基本的にはそこまで早く動かず、なるべく色んな情報(マーカーやポール)が入るように広めに撮ってもらう。広く撮ってあとからズームして寄ればいいという考えで、そこをカバーするために6Kで撮ってもらった。
そういう意味ではそんなに広いスタジオじゃなかったのも功を奏したな。次からあそこいいかもな。スタジオが広いと色んな情報が入りにくいからトラッキングには不利かもしらん。
注意したポイントとしては、まずトラッキングの目安になるマーカーを分かりやすい色(濃い緑)にする。特に地面はマーカーが水平になって見えにくくなる事を留意する。トラッキングマーカー同士の距離を正確に図る。背面だけじゃなく、ステージの全面にもポールをたててマーカーをつける。
っていうのをやってもらいつつ、カメラも、基本的にはそこまで早く動かず、なるべく色んな情報(マーカーやポール)が入るように広めに撮ってもらう。広く撮ってあとからズームして寄ればいいという考えで、そこをカバーするために6Kで撮ってもらった。
そういう意味ではそんなに広いスタジオじゃなかったのも功を奏したな。次からあそこいいかもな。スタジオが広いと色んな情報が入りにくいからトラッキングには不利かもしらん。
それもあってか編集段階でトラッキングしてて困る事はまったくなかった!!!めっちゃ簡単にトラッキングがバシッと決まってマジで感動した。その過程で、オートトラッキングよりもマニュアルトラッキングの方がはるかにトラッキングの精度が高いって事を初めて知った。
あと、こういうグリーンバック撮影モノの宿命として、グリーンを抜くのがメインミッションみたいなとこあってそこにめっちゃ時間がかかってくるんだけど、そこを今回依頼してくれた制作会社さんにお願いしてみたらなんと全部やってくれた。今までだったら全部自分で抱え込んで俺だけヒーヒー言ってグリーンを抜いて、それだけで大半の作業時間が削り取られちゃって作り込む作業に時間が取れずに悔しくて泣いてるだけだったんだけど、スケジュールが短すぎてどうしよーも無さげだったので頼ったら全部引き受けてくれて、まじでありがたかった。いやほんと、今までもちゃんと誰かを頼ればよかった。相談すればよかった・・・。まぁ今回の会社さんみたいにやってくれるとこばっかりじゃないけど。技術的なタスクだから、出来る人がいないとできないっていう。でも聞いてみるだけでも違うよね。あとは企画をした時から「グリーンは抜いてもらえませんか」って言っとくとか。。とにかく、作り込みに時間を費やせばクオリティが上げられるってことがわかった。撮影後に速攻でオフライン編集してグリーン作業をしないといけないカットを決め切っちゃえばまだ可能かもしれない。ざっくりだったらこっちでも一瞬で出来るんだけど、足元とかがやっぱむずいよねぇ。得意な方がいたら、お仕事毎回お願いしたいよ。
CGもCGで、今回も案の定というかメジャー系あるあるだけど撮影から納品まで時間がマジで無いから、撮影前までにCGのステージの土台とかレンダリング方法とか質感とか素材オブジェクトとかを詰めといた。レンダラーは色々試して一番自分にとって理解しやすかったアーノルドレンダーでやった。結構いい感じにレンダリングできたかなー。ツルツルのマテリアルの影になってる部分や、雲にノイズが乗りまくってやばかったんだけど、レンダリング時のノイズ除去と、AEでのノイズ除去の2枚がけで対処した。それでも全然ノイズでビリビリなってるところはありまくるんだけど、必殺「気にしない」と、必殺「上から何かを載せてごまかす」で切り抜けた。こういうのも時間の余裕や制作費の余裕があればいくらでも対処できるんだけど、そういうわけじゃないので工夫でなんとかしなきゃいけないのだ。しかもクオリティを落とさずに。こういう足掻きは結構楽しいので好きっちゃ好き。
とにかく、締め切りまで時間がなかったということもあって無駄なことに時間を割いてられない。グリーン抜きとかトラッキングみたいな下処理作業に時間を使うのはもったいない。そこを今回は初めてカバーできたのでよかった。
で、一番肝心なのは女の子が可愛く撮れてるかどうか、ってところなんだけど、まー問題なかったよね~。さすがアイドルでした。
いやーめっちゃいい感じにできたわぁ。もうちょっと時間が欲しかったなぁ~。撮影から締め切りまでがマジで短すぎた。せっかくお金使ってやるならそこもうちょいどうにかならんもんかねぇ。