監督・撮影・編集:坂本渉太
出演:柴田聡子
出演:柴田聡子
月刊『MdN』2018年12月号『映像監督8人に聞いたMV43曲』から抜粋
車窓から顔を出す、柴田さんの顔面をどアップで撮るというのは、撮影当日まで構想になかったんです。
実際、当日も公園でギターを弾きながら歌うシーンを撮っていて。
ただ、柴田さんに曲のイメージを聞いた時、いろいろと答えてくれた中のひとつに〈車に乗って風を受けているようなイメージ〉というのがあったので、車で移動する時にそのカットも撮ることに。
実際、当日も公園でギターを弾きながら歌うシーンを撮っていて。
ただ、柴田さんに曲のイメージを聞いた時、いろいろと答えてくれた中のひとつに〈車に乗って風を受けているようなイメージ〉というのがあったので、車で移動する時にそのカットも撮ることに。
で実際に撮ってみたら、、、
めっちゃ良かったんですよ!!!!
それで、その場で「・・・全部コレでいっていいですか・・・?」って柴田さんとマネージャーさんに聞いたところ快諾していただいたので、その後はずっと車のシーンを撮りまくりました。
で、撮影も終わって家に帰って撮れたものをチェックしてみたら、車に乗りながらカメラを手持ちで撮影していたから、映像がブレまくっていて(泣)
速攻で手ブレを防止するジンバルを購入して、翌々日に再撮影させてもらいました。
柴田さんから〈車に乗って風を受けているようなイメージ〉と聞いていたので、具体的なイメージとして、
映画『ダークナイト』でジョーカーが警察から奪ったパトカーで脱走するという最高に爽やかで良いシーンが思い浮かんで。
あのシーンの感じで撮ろうと思って、最初から顔面どアップで撮影しました。
ラッキーなことに再撮影した日の天気がすごく良くて。グレーディングする時に鮮やかに光あふれる感じ、爽やかな感じになるように意識しました。
ずっと顔が映っているだけの映像なのに見てて全然飽きないのは、柴田さんが持つユーモアや女性としてのかわいらしさ、柴田さんの表現力、というか人間力だと思います。
柴田さん自身が自分の表現に責任を持って全うしているからこそ生まれたMVだと思います。